蛇口から水漏れしたら・・・

動画

はい、配管ヒーローです

今回は「蛇口から水漏れしたら」について解説します。

蛇口からの水漏れは自分で直せるの?

悩んでいる人は多い

蛇口から水漏れしたので、自分で直してみようと思ったけど、いざやろうとしたら何からしていいのかわからなかった

という人も多いと思います。

 また、数百円の部品だけの交換だったに出張費や工賃など数千円以上もの修理費を払うことになった。それくらいなら自分でもできたのに。。。

という人も少なくないと思います。

漏れている場所を見極める

 蛇口からの水漏れは「どこから漏れているのか」その漏れている場所を見極めることがとても重要です。

その場所によって対処方法が違ってくるからです。

実はそんなにむずかしくはない!

 蛇口の水漏れのパターンは2種類あります。そして漏れる箇所は4か所と比較的少ないと言えます。

 ただ、水漏れの場所がわかっても対処の仕方がわからなかったり、壊してしまうかもと思うと怖くて触れないので、結果損をしているのが現状だと思います。

 そこで今回は「蛇口から水漏れしたら」について解説していきます。

 この動画を見ると、「蛇口から水漏れする原因」とその対処方法がわかります。

 また蛇口に取り付ける画期的に便利になるグッズも紹介しますので、是非最後まで見ていってください。

蛇口の水漏れは2パターン

 まず蛇口から水漏れするパターンについてかんたんに解説していきます。

 水漏れと聞くと破裂のような水が噴き出すイメージがあるかもしれませんが、滲むようなものも水漏れです。水の出方の大小にかかわらず本来出るところ以外から出ていれば水漏れにあたります。

 蛇口からの水漏れにはパターンが2つあります。

 一つは「使用した時だけ水漏れするパターン」です。

 そしてもう一つは、「使用していないのに水漏れするパターン」 です。

使用したときだけ水漏れする場合

 使用したときだけ水漏れするパターンは、閉の状態のとき漏れないのに水を出すと漏れてしまう状況です。このパターンは使用を止めてしまえば水漏れが止まるので急を要さない故障ですが、そのうち症状が悪化してしまう恐れもあるので、原因を追及しなるべく早く対処する方が良いです。

使用していないのに水漏れする場合

 一方、使用していないのに水漏れするパターンは、水の量の違いはあるものの常に水が出ている状態です。症状によっては水道料金がかさんだり、家財に損害を与えることもあるので注意が必要です。

 場合によっては修理だけではなく交換をしなければいけなくなりますので、早急に対処することをお勧めします。

蛇口の水漏れの対処方法

 それでは具体的に蛇口から水漏れする箇所についてその原因と対処方法を解説します。水漏れの箇所は4つあります。

①取付用ねじからの水漏れ

 蛇口を取り付けるねじの部分から水漏れする状況です。何らかの原因でゆるんでしまったりシール部分に損傷があったりすると漏れてしまいます。これは使わなくても漏れるパターンに該当します。

 このねじは給水栓取付用ねじ、通称PJねじといい、平行ねじのため緩みやすいねじです。一度元栓を締めて蛇口を取り外し、ねじ部分のシールを巻きなおすことで解消できます。

 巻き方なども含めPJねじの動画でも解説しているので一度ご覧ください。

知らないと損!?蛇口用のねじ#3

蛇口のかんたん交換

シールテープの漏れない巻き方

②グランド部からの水漏れ

グランドとは?

 グランドとは、本体から突き抜けている軸の付近をいいます。

 軸はスピンドルという本体内部にあるねじとハンドル部をつなぐ主要な部品です。

グランド部のパッキンの異常で漏れる

 スピンドルねじ部は水に触れる部分ですが、外部に水が出てこないようグランドパッキンというシールを使って漏れを止めています。

 しかし年数が経ってくると、パッキンの伸縮性が落ちたり、劣化したりして漏れを止められなくなります。

 使用していないときは、内部の止水パッキンで止めることができるため漏れませんが、使用時は水圧により漏れることがあります。

 対処方法は、グランドパッキンを交換すれば解消できます。

グランドパッキンの交換方法

 このパッキンの交換はハンドルを分解しする必要があります。作業前に念のため元栓を締めて水を止めておきましょう。

 まず、ハンドル上部のねじをプライヤーやペンチを使って外します。緩み防止がされているのでネジは硬いです。ねじが取れるとハンドルが取れます。蛇口グランド部分のナットをゆるめて取ります。

 するとナットの形状に似た断面が三角形のようなパッキンがあります。これを抜き取り

交換します。

 分解の逆の手順で組み立てて水を出してみましょう。最後にハンドル固定用のネジは緩み防止の為シール材をしておくと緩みにくくなります。

 これで漏れなくなればOKです。

③吐水先端からの水漏れ

吐水部先端の水が止まらない。。。

 これは、蛇口の吐水部の先端で起こる水漏れです。内部の止水装置がうまく水を止められないために起きます。

 軽症の場合は、たまに一滴落ちる程度ですが、重症の場合ちょろちょろと常に出続けます。

原因はほとんどケレップの劣化や損傷

 主な原因は止水パッキン通称ケレップの劣化や損傷です。水を止める際常にパッキンが押さえつけられるので徐々に摩耗そして変形していきます。そしてそのうち水漏れし始めます。

 この場合は、ケレップを交換することで解消できます。

 また、ケレップではなくスピンドルねじ部分や本体のねじが摩耗してガタツキが起こるため十分にケレップを押さえつけられない場合水が止まらなくなることもあります。

 この場合、スピンドル交換という方法もありますが、本体が摩耗している場合は交換できないので、蛇口の交換も検討した方が良いです。

ケレップ交換の作業手順

 作業手順は、元栓を締め、グランドのナットをゆるめスピンドルの軸ごと左回しで取り外します。ハンドルは分解する必要はありません。

 組み立てるときは、2点ほど注意点があります。グランドのナットはスピンドルが完全に降りてから締めるようにします。途中で締めるとナットが閉まらない場合もあります。

 また、ナットは締めすぎてはいけません。ハンドルが固くて動かなくなります。

 また止水パッキンあたる本体部分に傷があるといくらパッキンを新しくしても漏れてしまうこともあるので、この場合も蛇口の交換が必要となります。

④スパウトのジョイント部分

スパウトとは?

 スパウトとは、本体に取り付ける吐水用パイプです。蛇口によって形状が異なります。

 本体とスパウトのジョイントから水漏れする場合があります。

ホースなどをつなぐと判明!?

 こちらは基本的には使用時に漏れるパターンに該当しますが、通常は吐水部分に水が流れるため水圧がかからないので漏れがわかりにくいものです。

 ですがホースをつないだりすると水圧がかかるので水漏れが判明することがあります。

 この場合パッキンを交換することでほとんど解消できます。

スパウトの交換方法

 交換方法は、スパウト部分のナットを緩めてスパウトを取り外します。ナット、リング状のもの、そしてパッキンが取れます。パッキンは中に残ることもあるのでその場合も一度取り外します。

 取り外すときは、リングやパッキンの向きを覚えておきましょう。

 スパウト部分の変形がないかを確認して、ナットとリングをスパウト部分に組み込みます。

 パッキンは一緒にすると挿入できないので、パッキンは先に本体の中へ差し込んで、そこへスパウトを差し込みナットを締め付けます。

 この時、パッキンの向きを間違えると水漏れを止められないので逆に取付けないように注意しましょう。ポイントは割れた部分は本体内部にむけます。向きがないパッキンの場合は問題ありません。

 スパウトが変形していると漏れる場合もあるので、スパウトが変形している場合はスパウトを交換することで解消できると思います。

 

その他

蛇口の形が変わっても仕組みはほぼ同じ

 その他の蛇口について簡単に解説します。

 今回はオーソドックスな万能ホーム水栓を例に解説しましたが、基本的には仕組みは同じです。ねじやグランドパッキンに関してはほとんど規格が似ているので対処できると思います。

 

ケレップのない固定コマもある

 ケレップの交換では、ケレップとスピンドルが一体となった固定コマもあるので、その場合は、.ケレップではなく「固定コマ用のパッキン」を交換することになります。

スパウトは形状が異なってもパッキンは同じ

 またスパウトパッキンは回転型吐水のものはスパウト形状が異なっていても、仕組みは同じなのでパッキンも同じものを使用します。

専用や特殊なパッキンがあるので予備をもっておく

 ホース用水栓の場合は、カップリング用ガスケットが必要となりますが、フレキ用のガスケットでも代用できることが多いので試してみるといいと思います。

 その他、スパウトの先に泡沫金具や浄水器などのアダプターを付けている場合は、そのサイズにあったガスケットが必要となるので、前もってスペアを用意しておくか取り寄せるようにしましょう。

おまけ

 それでは最後におまけですが、蛇口に取り付ける便利グッズを紹介します。今回は3つあります。

1)レバーハンドル

 シングルレバー混合栓のように上げると吐水下げると止水します。混合栓ではないので横に回せません。ハンドルを回転させなくてよいので、急速開閉が可能です。

 高齢者や幼児、身障者はハンドルを回すのが大変だったりします。また、このご時世衛生面でも使用後触らない用にしたいという人もいます。そのため肘で水を止めることも可能です。

 また、厨房用水栓のような横にひねるレバータイプもあります。

2)吐水先端部品

 蛇口の先端部に取り付け可能の部品です。浄水活性フィルターのついたものや、シャワー切り替えのついたものがあります。水はねを抑えるものもあります。

 色などのバリエーションもあり価格もお手頃でかんたんに取付や交換ができます。

3)自動化キット

 今ついている蛇口の一部分を利用し自動水栓に取り替える製品です。蛇口によっては蛇口交換を交換になりますが、どちらも電源がなくても自動水栓にすることができるので気軽に自動化することができます。

ミナミサワ 【後付け自動水栓】 水すい SS1V(一般蛇口用) SS1V

 気になったものがあれば、リンクを張っておきますのでお買い求めてみてはいかがでしょうか。

まとめ

 はい、それでは今回のまとめです。

 今回は蛇口から水漏れしたらという話をしました。

 蛇口は、使っている時水漏れするものと使っていなくても水漏れするものがあるので、使っていなくても水漏れする場合は早急に対処するようにしましょう。

 水漏れする箇所は、取付用ねじ  グランド部分  吐水先端 そしてスパウトの付け根の4つです。

 それぞれ水漏れする原因があるので、それに応じた対処をすれば解消できるようになります。

 対処したけど解消しないなどどうしようもない場合は、蛇口自体そんなに値が張るものではないので思い切って蛇口ごと交換という方法もあります。それでも修理業者を呼ぶよりは安上がることもありますので検討してみてください。

それでは。今回はこれで終わりにしたいと思います。

ありがとうございました。

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