【動画】塩ビ管TS継手の接合方法

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【水回り】塩ビ管TS継手が奥まで挿入できたかを確認できる方法~正しい接合方法【DIY】

 今回は「塩ビ管TS継手の接合」について解説します。塩ビ管をつないではみたけど、あとで漏れないか心配だという人は多いと思います。

 でも継手は中が見えないので奥まで入っているかどうかを確認できませんよね。実は、正しい接合方法を知っていれば、きちんと奥まで入っているのを確認できます。

 ただ、塩ビ管の継手は接着剤を塗って差し込むだけなので、つい自己流でやってしまい後悔することも少なくありません。

 この動画では「塩ビ管TS継手の接合方法」について具体的に解説しているので、塩ビ管の接合に少し不安がある方はぜひ参考にして見てください。

 この動画は

  • 塩ビ管接続で漏れたことがある
  • 塩ビ管接続は少し不安だ
  • 塩ビ管の接合の仕組みを知りたい

にオススメの動画です。

 

 どうして接着剤の塗りすぎは良くないかも解説していますので、是非最後まで見ていってください。

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 それでは、塩ビ管TS継手の接合についてかんたんに解説します。

 

 塩ビ管の継手は接着剤を塗って差し込むだけなので、初心者でもかんたんに接合できます。ただ、その反面差し込むだけなので正常に接合されていないと漏れたりしてしまいます。

 接合不良によって漏れてしまうのは誰でも嫌ですよね。

 特に漏れが不安なのはやはり 排水継手よりも圧力配管に使うTS継手ではないかと思います。

  

 TS継手は管の種類やサイズによって接着寸法が違ったり、使用する接着剤も異なります。ただ接合方法や手順は共通するので、手順さえ知っていれば管の種類が変わっても問題なくつなぐことができます。

 

 次に、塩ビ管TS継手の仕組みと接着剤の関係についてかんたんに解説していきます。

 

 TS継手は給水管や給湯管などの圧力配管の継手として使用します。

 TS継手のTSとはテーパースリーブ(テーパー型の筒状のものという意味)の頭文字で、継手の形状を表しています。つまりテーパー型は奥に行くほど先細りとなっています。

 

 だからパイプを挿入していくと途中で止まります。これを「ゼロポイント」といいます。

このゼロポイントは、接合時に使いますので覚えておいてください。

 

 ゼロポイントからさらに力を加えると奥まで挿入することができます。そうすると抜けにくくなるのを実感できるはずです。

 これが、TS継手継手の特徴です。これに接着剤の力を併用して圧力に耐える接合を実現できるわけです。

 

 前回説明したように塩ビ管はその材料にあった専用の接着剤を使用します。接着剤の主な役割は接合面を一体溶着させて漏れないようにすることです。

 接着剤にはこの溶着する役割のほかに、実はもう一つ役割があることを知っておくことが塩ビ管接合のポイントです。

 

 一度やったことのある人ならわかるかもしれませんが、接着剤を塗ると奥まで容易に挿入できるようになります。

 それは材料に接着剤を塗ることで、その表面に厚さ約0.1㎜の膨潤層と呼ばれる 材料が溶けた とろとろの層ができます。

 これが潤滑となってかんたんに挿入できるようになるのです。

 つまり、接着剤は継手の奥まで挿入できるようにする役割と、一体溶着をする役割の2つあることになります。

 

 接着剤の塗りムラや塗り洩れは、厳禁です。膨潤層が形成されません。

 

 接着剤は塗りすぎもよくありません。薄く塗らないと膨潤層がうまく形成されないからです。また、材料にも悪影響を与えてしまいます。これは後で説明します。

 

 それでは具体的にTS継手の接合について解説していきます。今回は3つのSTEPで説明します。

 

 塩ビ管の接合は大きく分けて「加工」「準備」「接合」の順に作業をすすめます。

 

 加工とは、パイプを必要な寸法に切断したり接合できる状態にすることです。

 まず切断線の記入します。まっすぐ切るために幅の広い厚紙やテープを利用して全周にわたって切断線を記入します。

 次に切断線を目安に管軸に対して直角に切断します。切断する方法は、のこぎりやグラインダー、丸のこなどいろいろありますので、できるものでかまいません。

 切断後、忘れずに所定の寸法の面取りをします。例えば呼び径30以下は1mmとなります。面取りしろは表のとおりです。

 この面取りを行わないと、パイプに膨潤層が削られて継手の奥に膜張り現象が発生し管路が閉塞することがあります。

 加工は以上です。これで接合できる状態になりました。

 

 次のSTEPは接合の準備をします。

 ここで行うことは、管挿し込み標線の記入です。 塩ビ管の接合においてこの管挿し込み標線の記入が接合の可否を確認できる大切な要素となります。

 

 面取りが終わったら、管挿し口に挿入長さを示す標線を油性ペンなどで記入します。標線はできるだけパイプの全周にわたって記入します。

 

 なお、このSTEPではパイプの種類やサイズによって寸法が変わります。いちらんひょうで一度確認してください。一覧表は概要欄にリンクを貼っておきます。

 

 ちなみに呼び径が40までは所定の寸法を記入します。

 呼び管径が50以上の場合は、ゼロポイント長さに接着代長さを加えた位置に標線を記入します。接着代長さは、受け口長さの約1/3ぐらいです。

 

 基本的にはこの標線まで継手に挿入することになります。つまり、標線まで入っていれば、奥まで入っていることを意味します。

 最後のSTEPは接合です。作業は、清掃、接着剤の塗布、挿入の流れになります。

 

 まず、継手の内部およびパイプの挿し口外面を乾いたウエスなどで清掃します。土砂や水、油などが付着していると接着不良の原因になります。

 

 接着剤を継手内面、管挿し口の順に、薄く塗りムラや塗りもらしがないように、「円周方向」に均一に塗布します。

 特に夏期は接着剤の塗っている最中に乾燥することがあるので、乾燥しないように2名以上でやるなど工夫をしましょう。

 

 接着剤を塗り終わったら、直ちにパイプを継手にひねらず標線まで一気に挿入し、そのまま30秒以上保持します。なお、呼び50を超えるときは60秒以上保持します。

 このときたたき込みによる挿入はいけません。パイプなどが破損する恐れがあります。

 

 接合後、はみ出した接着剤を直ちに拭き取り、接合部に無理な力を加えないようにします。接合後、通風などで溶剤ガスを排除するようにしてください。

 

 最後に標線を確認しぬけていないかチェックします。 これで完成です。

 

 それでは最後におまけですが、塩ビ管継手の接合時の注意点について解説していきます。

 

 さきほど塩ビ管継手は、奥まで挿し込むことが大事だと説明しました。これを確認するものとして標線があります。

 ここで補足ですが、呼び径40以下の標線は受け口の長さをもとに記入しますが、標線まで入っていれば、必ずしも継手のストッパーまで入らなくてもかまいません。

 ただし、接着剤の乾燥により入らない場合は、接合不良となるので、接合部を切断し、新しい継手を使用して再度接合しなおしましょう。

 

 また接着剤の使用時におこる「ソルベントクラッキング」に注意しましょう。

 ソルベントクラッキングとは、溶剤(ソルベント)が材料に加わったときに小さな亀裂、ヘアクラックが生じる現象です。

 最初は小さな亀裂であっても大きな亀裂に成長し、漏水事故につながる可能性が高くなります。

 塩ビ管の場合、次の要因が加わったときに、発生する可能性が高くなります。

 

  • 接着接合後の管路密封(溶剤の滞留)
  • 溶剤の存在(塗りすぎ、薬品などの付着)
  • 無理な力が作用している
  • 5℃以下の低温(冬季配管時)

 また、発生の対策として標線以上にはみ出して接着剤を塗布しないように、薄く均一に塗りましょう。

 挿入後、余分な接着剤をウエスで拭き取ります。

 溶剤の成分が残らないように通風や通水などで排除しましょう。以上のことで発生はかなり抑えられます。

 

 はい、それでは今回のまとめです。

 今回はTS継手の解説をしました。

 

 TS継手は、奥までパイプを挿入すること、これしか漏れを防ぐ方法はありません。

 

 そのために行うことは手順で説明しましたので、もう一度おさらいしておきましょう。

 

 塩ビ管の接合において内部が確認できないので、管挿し込み標線があとで接合の可否を判断する鍵になります。この記入を忘れないようにしましょう。

 

 接合では継手、管端の順に接着剤を薄く塗り、直ちに管を継手にひねらず標線まで一気に挿入し、一定時間保持します。

 

 ソルベントクラッキングという溶剤による亀裂が生じることがあるので、それを防止するために接着剤の塗りすぎに注意することや、接合後はみ出した接着剤を直ちに拭き取り、接合部に無理な力を加えないようにしてください。接合後、通風などで溶剤ガスを排除しましょう。

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 それでは。今回はこれで終わりにしたいと思います。

 ありがとうございました。

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